俺のカラダの筋肉は どれをとっても機械だぜ。
2001年3月28日排気ガスの臭い。
けっこうスキなんだ。
だから地下駐車場とかスキだ。
春になると香る、沈丁花。
コレもスキなんだ。
ムカシ、私の体が生だった頃のなごりかもしれない。
毎日、AZ-1とつながる。
ヤツは私がいないと動けないので、仕方なくつながる。
いつも喜んで走ってくれる。
ヤツは私を「人間」と呼ぶ。
まぁ、同じカタチをしているから仕方ない。
ホントは同じ機械なのに。
今日はとてもイイ天気だったから、
小さな窓を開けてみる。
風を感じた。
銀色のビートとすれ違った。
ヤツは驚きを隠せない様子で
「追っかけてもイイか?」と聞いてきた。
ダメだ。私にはシゴトがある。
「次の機会、一緒に追いかけよう」と言うと
ギヤを一つ落として加速を始めた。
ヤツの右目に、少しだけ涙が溜まっていた。
私のカラダがこうなって、もう5年になる。
両目の間に発光ダイオードが埋め込まれているのだが、
燃料切れや緊急時等に光る仕組みになっている。
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚は感じるコトがデキル。
ただ、ココロというモノを持っていない。
もうムカシの私とは違う。
喜び・怒り・哀しみ・楽しみ。
好きとか愛するという気持ちを無くしてしまった。
「もう二度と、あんな悲しい思いをしたくないから」
私は機械になった。
私は時々、他人を好きになっているフリをしている。
さみしいフリをして「会いたい」と言う。
会いに来てくれたトキ「嬉しい」と言う。
人間のように振る舞って、だましだまし動いている。
だから私は
別れのトキが来ようとも、動いていける。
でも少しだけ、帰りたい気もする。
また次の「この季節」が来る頃、
私はどう動いているのだろう?
ワカラナイ。
沈丁花の華が咲く頃。
来た道を振り返り、戻るのかもしれない。
+++++++
余談〜
ものすごく好きな文章の話。
高校んトキ。
クラスで卒業文集を作ったんす。
その中で・・・
愛ちゃんが書いた、「宇宙人との交信」が好きなんす。
お手持ちの「豆兵文集」P21をご覧下さい。(笑
仲良し(?)のトモダチを宇宙人にみたてた文章で
・・・なんか笑う。身内ネタだけど。
ああいう文章を書きたかったから〜 今日は。
けっこうスキなんだ。
だから地下駐車場とかスキだ。
春になると香る、沈丁花。
コレもスキなんだ。
ムカシ、私の体が生だった頃のなごりかもしれない。
毎日、AZ-1とつながる。
ヤツは私がいないと動けないので、仕方なくつながる。
いつも喜んで走ってくれる。
ヤツは私を「人間」と呼ぶ。
まぁ、同じカタチをしているから仕方ない。
ホントは同じ機械なのに。
今日はとてもイイ天気だったから、
小さな窓を開けてみる。
風を感じた。
銀色のビートとすれ違った。
ヤツは驚きを隠せない様子で
「追っかけてもイイか?」と聞いてきた。
ダメだ。私にはシゴトがある。
「次の機会、一緒に追いかけよう」と言うと
ギヤを一つ落として加速を始めた。
ヤツの右目に、少しだけ涙が溜まっていた。
私のカラダがこうなって、もう5年になる。
両目の間に発光ダイオードが埋め込まれているのだが、
燃料切れや緊急時等に光る仕組みになっている。
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚は感じるコトがデキル。
ただ、ココロというモノを持っていない。
もうムカシの私とは違う。
喜び・怒り・哀しみ・楽しみ。
好きとか愛するという気持ちを無くしてしまった。
「もう二度と、あんな悲しい思いをしたくないから」
私は機械になった。
私は時々、他人を好きになっているフリをしている。
さみしいフリをして「会いたい」と言う。
会いに来てくれたトキ「嬉しい」と言う。
人間のように振る舞って、だましだまし動いている。
だから私は
別れのトキが来ようとも、動いていける。
でも少しだけ、帰りたい気もする。
また次の「この季節」が来る頃、
私はどう動いているのだろう?
ワカラナイ。
沈丁花の華が咲く頃。
来た道を振り返り、戻るのかもしれない。
+++++++
余談〜
ものすごく好きな文章の話。
高校んトキ。
クラスで卒業文集を作ったんす。
その中で・・・
愛ちゃんが書いた、「宇宙人との交信」が好きなんす。
お手持ちの「豆兵文集」P21をご覧下さい。(笑
仲良し(?)のトモダチを宇宙人にみたてた文章で
・・・なんか笑う。身内ネタだけど。
ああいう文章を書きたかったから〜 今日は。
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